こじらせ感想ブログ

テレビなどの感想をもろもろ。※あくまで個人の感想です。

もしかしてズレてる? フジテレビってやっぱりダサい。

昨年末、国民から高い関心を集めたスマスマの最終回。

その後番組という非常に荷が重い枠で始まった「もしかしてズレてる?」。


初回時から視聴率やら放送内容やら取り上げられ過ぎて気の毒に思ってはいたんだけど、
昨日は放送開始から3回目で早くも新コーナーが始まった。

 

その内容というのが、

  • 美人は自分の顔をLINEのアイコンにしてる
  • カバンがパンパンな人は部屋も汚い

この認識は果たして世間とズレてるのか、街頭調査してみよう!!というものだったんだけど、

 

古くない?

 

もうそれ、バラエティの世界ではいにしえの頃からやってるやつでしょ。
散々コスされ過ぎてもうラベルの文字とか見えなくなっちゃったタイプのネタを、今時、スマスマの後番組でそれ、する?
深夜のバラエティとかだったら分かるけど。それする?わざわざする?

 

しかも、カバンパンパン女の街頭調査なんてひどいもんで、「10人中8人がそうだった!この認識ズレてない!」とか言って結論出してたけど、もっと聞けよ。


渋谷で10人って。ビックリする。
渋谷の人口なめてんのか。

 

さらには、散々既出のフット後藤の学生時代の写真をまるで秘蔵写真みたいに出してきちゃって、え〜〜!とか言っちゃってたけど、フット後藤の若かりし頃の写真はもう見慣れちゃってるから。
もはやフリー素材だから。
2017年にそれ満をじして出されても。視聴者驚くと思ったんか?

マジでフジテレビってな〜こういうセンスのなさがすごいんだよな〜。
テレ朝テレ東TBS日テレが1、2年前にしてたことを今更大々的にやってくるところがダセェんだよな〜。

お願いランキング レーザー読書。カズレーザーの書評

去年、奇特なキャラと歯に衣着せぬ物言いで大ブレイクを果たしたメイプル超合金カズレーザー。

最近では年間200冊を読む読書芸人としても知られるが、今話題の5冊を読み、独自の視点でランキングをつけるレーザー読書というコーナーがやっていた。

 

選出図書は以下の5点。

 

 

 

カズレーザーのランキングは以下。

5位 『十二人の死にたい子どもたち』沖方丁

十二人の自殺志願の子供達が、安楽死をしようという計画のもと、廃病院に集まる。
全員が自殺に同意することを前提としていたのだが、病院に着くと既に一体死体があった。

 

カズレーザーの書評
入り口は確かに面白いが、そこからの盛り上がりに欠ける。
十三人目の死体は誰が殺したのか、という推理のもと、登場人物がロジカルに動きすぎている。
ルールのもとに動いてしまってるので、十二人の行動が予測できてしまう。
推理があまりにも淡白。
新人作家なら超面白いが、沖方丁という超人気作家ゆえ、期待しすぎてしまった。


4位 『たとえる技術』せきしろ

ありきたりな言葉を面白く例える方法を書いた本。
例えば「驚く」という表現でも、「軽い気持ちでエサをあげたら予想以上の鯉が集まってきた時のように驚く」、「オダギリジョーが本名と知った時のように驚く」などのように例えようによって表現の幅が広がる。

 

カズレーザーの書評
めちゃくちゃ面白い。
一つの言葉で沢山表現しているので大喜利みたい。
想像力の刺激の仕方が分かるので、若手芸人全員に買ってほしい
本中には説明文と例文が書いてあって、それぞれで文字サイズが異なるレイアウト構成になっているため、例文がページを跨いでしまって読みづらい、という点で4位の結果に。


3位 『君の膵臓をたべたい』住野よる

高校2年の男の子と、性格の正反対のクラスメイトの女の子。

女の子は膵臓の病気で、余命いくばくもなかった。

 

カズレーザーの書評
「君の膵臓をたべたい」という言葉のグロテスクさだけが気になってしまう。
すごいラブロマンスで味付けしてても、膵臓の臭みは消せない。
自分はダメだったけど、今の若い子は全然平気だと思う。

 


2位 『雑談力』百田尚樹

 

多くの人は雑談について「相手が興味を持ちそうな話をすればいい」と思っているが、それは大きな勘違い。じつは本当に面白い話題とは、「話し手が一番興味がある話題」である。そしてその話の構成を工夫しさえすれば、誰もが引き付けられる話になるのだ。

 


カズレーザーの書評

とにかく構成が素晴らしい。

4章で成り立っているんだけど、起承転結の結になる4章が雑談についての話ではない。
本来なら構成上ダメなはずなのにそれでも読ませる力がある。
雑談力というのをこの本自身で説得している。

ダメな理由は、百田尚樹の言葉がそもそも万人受けしないから。
一石を投じるのが好きな方。
百田尚樹の小説は万人受けするが、百田尚樹が書いた新書、となると、それだけで取らない人は取らない。


1位 『四月になれば彼女は』川村元気

結婚を控えた精神科医の男性。
同棲して三年。どこか冷めた関係。
そんな時、初めて付き合った女性から手紙が届くように。

 

カズレーザーの書評

著者は「恋愛がなくなった世界を書きたい」と語っていて、この本を読んだ時も最初は「スゴい冷めてる登場人物ばかりだなぁ、なんだこの本」と思った。
しかし、読み進めるうちに、登場人物全員が、おのおの恋愛の答えを持っていて、恋愛だらけの世界だと分かった。

 

恋愛小説とはかくあるべきというのが全部つまってる。
このハッピーエンドを見たらぐうの音も出ない。
読後感が良過ぎて、読んだ後この話したくてしょうがない。

 

 


カズレーザーは本当に楽しそうに語るので、この本は本当に面白いんだろうな、と思ってしまう力がある。
歯に衣着せぬ物言いで注目されているけど、5位の「十二人の死にたい子どもたち」は「沖方丁という人気作家ゆえ」、4位のたとえる技術は「レイアウトの構成」、3位の「君の膵臓をたべたい」は「若い子なら気にならない」と万全のフォローをぬかりなく入れているのも好感が持てる。

 

ロンハーでの格付けで道端アンジェリカを「ランボルギーニ」、ダレノガレを「軽の中のトップ」、女子アナを「女子アナは報道が仕事なのにバラエティでシャシャってる」と独自の視点で格付けをしたが、「内面はみんな絶対いいところがあるんだから」とさりげなく言って救いを持たせていたのが印象的だった。

 


千鳥ノブ、フット後藤、山ちゃん、アンタッチャブル柴田などの例えツッコミ好きとしては「たとえる技術」がめちゃめちゃ気になった。
確かに表現力広がりそう。
カズレーザーが気になっていたレイアウト構成も私は気にならなかったので、チェックしようと思う。

久保みねヒャダ感想。相葉君の帳消し力

今年の紅白は視聴率は上がったものの、批判も多かったようで、紅白進行中、何度も「すみませんでした」と謝っていた相葉君に対し、久保ミツロウ能町みね子ヒャダインが以下のように語っていた。

 


能町「私、今回初めて最初から最後まで全部見たもん。相葉君を見届けたい気持ちになっちゃって」
久保「それはやっぱり相葉君に「すいません」って言わせたことは成功へのプロセス、必要なやつなんじゃないですか?」
能町「ある意味そうですね」
久保「相葉君!謝らなくていいよ!って気持ちに、日本中にそういう気持ちにさせたってすごい才能だと思うんですよ。なかなか他の人だとここまでいかない気がする」
ヒャダ「あぁ、そうですね。嵐の他のメンバーでもね」
久保「有村架純さんにもすみませんって言われたら、いいよいいよ!架純ちゃんがそんな謝らなくていいよ!みたいな」
能町「帳消し力を持ってるんですかね、相葉君も」


確かにこれは、嵐の他のメンバーでは成立しなかったと思う。
司会業に慣れている櫻井翔でさえ、その才能は相葉君に劣るだろう。

 

相葉君に謝られると、それ以上怒れなくなる。

 


私は『まごまご嵐』という番組が好きだった。
嵐がおじいちゃんおばあちゃんの孫として一日体験するという番組だったんだが、他のメンバーは一生懸命孫を演じようとしてるのがにわかに伝わって来るのだが、相葉君は実にスムーズにおじいちゃんおばあちゃんの懐に入っていった。
「ねぇねぇ、おじいちゃん」「おばあちゃんおばあちゃん」と、本当に孫であるかのような振る舞いに、おじいちゃんおばあちゃん達も大変嬉しそうだった。

 

相葉君は、見るからにおばあちゃん子だし、人がいいだろうし、学校の成績は恐らくちょっと悪いだろうけど、運動神経はバカ良くて、足がもげそうな程速くてリレーの選手毎年務めてたし、部活はバスケ部。友達と地元をこよなく愛する優しい奴で、めちゃくそモテるんだけどずっと付き合ってる長い彼女がいて、その彼女は地元で評判の美人で、25くらいで早々に結婚して子供を授かって、生まれた子供は女の子。名前は梨愛(りあ)のような読めなくはないけど…ってレベルのちょっとしたキラキラネーム。めちゃくちゃ子煩悩のパパで、日曜日は必ず家族で外にお出かけ。よく行く場所は西船のららぽーと。率先してベビーカーを押して、商店街を歩けば店のおばちゃんが沢山オマケしてくれて、「いいの〜!?うそー!ありがとーう!」ってタメ口でお礼を言うような心優しいマイルドヤンキーになって、って後半から完全に妄想だった。

 

 

というのが相葉君のパブリックイメージだけど、そう思わせる力がある。


裏表がなさそうな、一生懸命のいい奴。
国民の孫のような、国民の親戚のような、国民の商店街のアイドルのような、国民の近所の心優しい子のような、人によっては国民の声地元の先輩であり、国民の地元の後輩でもある。
そういう、自分の地元にいそうな目線で見れる、国民的アイドル。

 

相葉君を憎たらしく思うほど嫌いになる人はそんなにいないと思う。

万人にそこそこ好かれる、アンチを生まないタイプというのは、炎上がつきものの芸能界において稀有な存在かもしれない。

 

相葉君、そんなに謝らなくていいよー!!と握る拳に力が入るのもやむを得ん。

 

後はどんな子を嫁にもらうか。

それで国民の相葉君の地位は大きく揺らいでしまうので慎重に相手を選んでほしい。

できることなら一般人。ベストは地元の知り合い。

相手が芸能人ならめちゃくちゃ好感度の高い気さくな女優でお願いしたい。

こんなお節介を焼いてしまうのも、国民の相葉君ゆえ、許してほしい。

 

 

Are You Happy?(初回限定盤)(DVD付)

Are You Happy?(初回限定盤)(DVD付)

 

 

 

 

 

キングちゃん 新春!ノブも又吉も西野も大嘆きSPの感想

お正月ムードもひっそりと終わりをむかえ、2017年が滞りなく進行しております。
今はもうただの寒い平日。

辛い。寒すぎる。何なんだこの寒波。1月の底力急に来る。

 

年末年始は各局バラエティが賑わうのでバラエティ好きのテレビっ子にとっては本当に楽しい時期ですね。

初めまして。テレビっ子独身女U子です。


今年もひたすらテレビ見てました。

年末年始何の予定もねー。寒さが身に沁みる。

 

とりあえずこの数日間で、トレンディエンジェル斎藤、カズレーザー、三四郎小宮あたりは、実家で暮らす親の顔5年分は見た気がする。

斎藤さんは忙し過ぎて爆笑ヒットパレードで半分寝こけて漫才中噛み倒すなどのお疲れ具合を見せていましたが。

ゆっくり休んでほしいものですが、今年も引き続き忙しいんでしょうね。
年明けの「お笑いマニア王」って番組で、たかしが回答者として呼ばれてた時も全然関係ないのにゲストに斎藤さん呼ばれてたからな。
同じハゲで、何なら見た目たかしの方がポップなのにどうして差がついた。

 

ただただ笑いを追及したバラエティ、キングちゃん

今年もいっぱい正月バラエティを見たんですが、千鳥MCの『NEO決戦バラエティキングちゃん』がダントツでした。

 

『NEO決戦バラエティ キングちゃん』っていうのは2016年の7月~12月までテレビ東京でレギュラー放送してた深夜バラエティで、もともと1クールのつもりが好評のため2クールに延長したというほど面白さに定評があったんですよね。

 

番組はMCの千鳥がゲストの芸人達と様々な対決するという単純な企画なものの、その対決内容ってのがありそうでなくて、バカバカしいけどとんでもなく笑えちゃうんですよね。

例えば『作り話で相手を泣かせろ もらい泣きさせ王』では、まずターゲットのアイドルを作り話で泣かせることがゴールなんですけど、その設定を大喜利で出し合って、そこで出た案を盛り込まなきゃいけなくて、

みんな大喜利でボケ合うのが楽しくなっちゃって、結果「ノブがシン・ゴジラ石原さとみの口調で話す」とか「角田(東京03)のデベソが爆発する」とか「ハーモニカ依存症」とかいう無茶苦茶な設定でアイドルを泣かせなきゃいけなくなって、だいぶ苦戦したり、


『傷ついた話をカッコ良くしろ!ドラマチックハートブレイク王』では、
学園青春ドラマっぽい設定だったらどんなカミングアウトもおそらく様になるだろうという謎の確信から芸人たちが過去の恥ずかしい話を披露していくんだけど、

ドランクドラゴン塚地が教室で男子学生さながら制服姿で「痔の手術してさ、血が出てくるから、今生理用ナプキン使ってる」っていう告白を青春ドラマみたいな映像で爽やかに告白したり、

 

もうとにかくめちゃくちゃ下らなくて、今時珍しいくらいゴリゴリのお笑い番組でした。

こういう企画を考えるスタッフの人達もすごいし、力量を試されながら見事に応える千鳥をはじめとするゲストの芸人の皆さんが素晴らしくて、しかもみんなイキイキとボケてくるので相乗効果でどんどんボケが面白くなってくのが見ててワクワクしました。

マジでハズレ回がないレベルでした。

深夜帯ながらゲストの芸人陣もなかなか豪華で、東野幸治が自ら志願して出演するくらいだから恐らく芸人内では評判の高い番組だったんでしょう。

  

今回のSPではレギュラー回で好評だった、ノブのツッコミを引き出すドッキリ『ノブ嘆かせ王』、そして以前やった企画『芸人 又吉を救え!又吉プロデュース王』にキングコング西野を加えた『作家の殻をぶち破れ!!又吉&西野プロデュース王SP』の二本立て。
これはレギュラー回でもめっちゃ面白かったんですけど、さすがSP。どちらもレギュラー回を上塗りする面白さでした。


『ノブ嘆かせ王』

まず『ノブ ツッコませ王』じゃないところがいいですよね。
ノブさんはマジで、嘆かせたら今日本一だと思う。
ノブさん、ツッコミのワードもここ一年でめちゃくちゃボキャブラリー増えた気がします。

瞬発力も素晴らしいですよね。

「ファラオ!死ぬな!」の瞬発力。

ノブさんを嘆かせようと、芸人達がありとあらゆるボケをかましてくるんですけど、そのボケがこれまたサイコで面白かった。
ケバブをコンクリートにつけてから食べるって。猟奇的ボケ。

嘆かせ王と野性爆弾くっきーの相性いいなぁ。

ノブコブ吉村と阿佐ヶ谷姉妹お姉さんの衣装チェンジからのフジモンと一般客の衣装チェンジの下りも最高でした。


「又吉&西野プロデュース王SP」

売れっ子作家となって、ちょっと腫れ物っぽくなってるピース又吉キンコン西野の二人を芸人に戻そう!!ということで、大悟、インパルス板倉、ドランクドラゴンの二人が大喜利で二人の行動を指示。

二人はそれに徹底的に従い、そのままニコニコ生放送に出演しちゃおうという無茶苦茶な企画。


指示するメンバーがとにかく楽しそうで、板倉が「(収録の12月の時点で)今年一番楽しい」と言っていたが、見てるこっちもめちゃくちゃ楽しかったです。

又吉さんと西野さんが同期なのもあって、意外と合うんですよね。

二人同時に立てないシステム、ああいう地味なやりとりが一番面白かったです。

 

西野さんが久々にめちゃめちゃ芸人してて、何だかんだでイキイキしててすごく良かったです。
西野さんて本人は嫌そうですけどイジられると途端に輝きますよね。
絵の才能もクリエイターとしての感性も素敵だけど、面白芸人さんとしてもまだ活躍し続けて欲しいです。

 

キングちゃんは、「やっぱり芸人さんって面白いんだなぁ~!!」って改めて思ったバラエティでした。

お笑いという面では全然ゆるくないので、毎回芸人さんは大変そうでしたけど(アルコ&ピースの平子さん…)、やっぱりこういう真っ直ぐなお笑い番組が見たいです。

 

何が言いたいかというと、テレ東関係者の皆さん、是非ともキングちゃんレギュラー復活お願いします!!

 

「ツッコミ芸人旅」も見ましたが、こっちでもノブさんのツッコミ最高だったなぁ。

このツッコミが瞬時に出てくるって、やっぱりノブさんめちゃくちゃ面白さ上がってる。

2017年こそ千鳥の年になると確信してます。

酉年だし。

f:id:siriyan:20170121023914j:plain